大きく分けて幼稚園と保育所の二つに分かれる
幼稚園
- 文部科学省が管轄している「学校」
- 学校だから目的は「教育」であって、預かりや保育ではない。
- 3歳から入れる。園によっては2歳からというところもある。
- 保育所に比べて保育時間が短い。9時から始まり14時〜17時くらいに終了、と園によってまちまち。
- 料金は施設による。公立は月額1.5万円ほど、私立は月額3万円ほどが平均と言われている。その他入園金として数万円程度が必要な場合が多い。
- 私立幼稚園(自治体によっては公立でも)の場合は、補助金をくれる自治体が多い。補助金の額は年収などで変化する。
- 「幼稚園就園奨励費補助金制度 広島市」などで検索すると公式サイトなどがヒットするので、特に私立幼稚園に通わせる場合は、自分の自治体の補助金を把握すべし。
保育所(保育園)
- 保育園は正式には保育所という。
- 厚生労働省が管轄している。
- 目的は「幼児の預かり、保育」
- 0歳から入れる。
- 保育時間は幼稚園より長い(最大11時間)
- 「認可保育所」と「認可外保育所(無認可保育所)」に分かれる。
以上が「認可保育所」と「認可外保育所(無認可保育所)」の共通点。
以下はそれぞれの相違点。
認可保育所
- 公立と私立がある。
- 施設の広さや保育士の数など国の基準を満たしている。
- 入所には条件がある(両親が働いているか、祖父祖母と同居していないか、など)
- 年度が変わる3月くらいに申し込むと入りやすい。
- 保育料金は年収などによって変動する。公立と私立での違いはない(自治体によって決まる)。認可外保育所より安い場合が多い(平均2.5万円ほど)
- 入所申し込み先は自治体。
認可外保育所(無認可保育所)
- 基本的には私立しかない
- 認可保育所の基準を満たしていない(満たしていても認可を受けていない施設もあるかもしれないが)。ただし認可外保育施設指導監督基準という一定の基準は満たしている。
- 入所には条件がない(ただし保育所によっては独自に条件を設けているところもある)
- 認可保育所に比べると、春以外でも入りやすい。
- 保育料金は施設による。フルタイムで利用すると月額15万円ほどかかる場合もある。
- 入所申し込み先は各施設に直接。
託児所とは
託児所は一時的に子供を預かる施設といったイメージですが、法律的には「認可外保育所(無認可保育所)」になります。なのでその特徴は、先に述べた認可外保育所と同じです。
企業や病院などが従業員の子供を預かるために、企業内に認可外保育所を設ける場合がありますが、それが託児所と呼ばれたりします。設置した企業や病院などの運営母体が補助をしていて料金が安い場合もあります。
認定こども園
簡単に言うと「認定こども園とは幼稚園と保育所の良いところを兼ね備えた施設」です。
幼児を通わせる施設として幼稚園と保育所がありますが、時代の変化によってそれらが分かれている意味というのも薄れてきてて、むしろそれらを分けていることによる不効率が指摘されるようになりました。
それをうけて以下の条件を満たす施設は認定こども園というものに認定する、という制度ができました。
- 学校教育を行う(幼稚園の機能)
- 保育を行う(保育所の機能)
この認定は幼稚園でも保育所でも受けることができます。つまり、
- 保育所のように長い時間の保育も行う幼稚園
- 幼稚園のように学校教育も行う保育所
が認定こども園となることができるわけです。
プリスクール
この言葉の定義ははっきりしていません。ただ「英語教育を行う認可外保育所」が多いようです。
思ったこと
親が子を思う気持ちは並々ならぬものがありますよね。教育方針の違いが原因で夫婦喧嘩をするというのは良く聞く話です。その教育の第一歩と言えるのが幼稚園や保育所の選択ですよね。
子供にとって何が一番良いのかは正直わかりませんが、我が家は家内の稼ぎも重要なので保育所にあずけて働いてもらうことになりそうです。
個人的な思いですが、物心がつくかつかないかの頃に、人種の違う優しい人と触れ合っておくっていうのは、なんか世界平和に繋がる気が凄くするんですよね。外見に違っているところが沢山あっても、お互い優しく仲良くできるということを、心の土台の部分に組み込んで欲しいんです。
大人になって「あの時優しくしてくれた外国人がいたな」と思い出すことが、世界への抵抗感を無くすというか。
なんかこういう考え方って、人種の違う人と接することが少ない日本ならではなのかもしれませんね。