DDツインの場合の一卵性か二卵性かの判断
DD(二絨毛膜二羊膜)ツインで双子の性別と血液型が一緒の場合は、DNA検査をしないかぎり一卵性か二卵性かの判断ができないと、以前の記事で書きました。
結論としてはそのとおりなんですが、DNA検査はしたくない、でもどれくらいの確率で一卵性なのか、なんとなく知りたいな、と思っている方に、僕が調べたり考えたりした結果をお伝えします。
統計から見た一卵性の確率は?
以下、以前の記事の再掲になります。DDツインと診断された時の一卵性の確率は約14%。
一卵性の双子を授かる確率は約0.4%だそうです。つまり出産1000回に4回。そして一卵性のDDツインは一卵性全体の25%だから一卵性の4回に1回がDDツイン。ということは出産1000回に1回が一卵性DDツインです。
それに対して二卵性の双子を授かる確率は約0.6%。そして二卵性は全てDDツインなので出産1000回に6回が二卵性DDツイン。
その二つを合わせて考えると7回DDツインを授かったら、そのうち1回が一卵性という割合。
DDツインと診断された時の一卵性の確率は約14%です。ほとんどの場合は二卵性のようですね。
双子の性別が一緒だった場合の一卵性の確率は?
二卵性の場合は以下の組み合わせが均等に現れるようです。(調査によって多少の偏りがあるようですが、ほぼ以下といっても良い程度のようです)
- 男+男 25%
- 女+女 25%
- 女+男 25%
- 男+女 25%
性別が一致するケース1とケース2を足すと50%です。それに対して一卵性の場合はほぼ100%性別は一致します。
つまり、先に書いたように7組のDDツインで考えると、確率的には以下になります。
- 1組が一卵性→性別一致
- 3組が二卵性→性別一致
- 3組が二卵性→性別不一致
DDツインで性別が一致する確率は7分の4(約57%)です。そしてDDツインで性別が一致した場合の一卵性の確率は4分の1(25%)です。
二卵性の場合に血液型が一致する確率は?
一卵性の場合は血液型は必ず一致するので、二卵性の場合を考えてみます。
これは確率の計算が難しいです。なぜなら、血液型のパターンは数多くあり、その全てを考えることが難しいからです。順を追って説明しますが、面倒な方はこの項の最後に一致する確率を表した表がありますので飛ばしてください。
ABO血液型の遺伝子型は6種類ある
みなさんご存知のABO血液型。A型、B型、AB型、O型の4種類に分けられますが、実は遺伝子の型はもう少し細かく分かれていて、以下の6種類があります。
- AA→A型
- AO→A型
- BB→B型
- BO→B型
- AB→AB型
- OO→OO型
A型の人は遺伝子型によってAAとAOの二種類に、同じくB型の人はBBとBOの二種類に分かれます。A型とB型のほとんどの人が自分がそのどちらかを知らないと思います。僕も知りませんでした。
ちなみにOの遺伝子は劣性なので、AOやBOという半分Oの場合でもそれぞれA型、B型という扱いを受けます。
血液型はどうやって決まるの?
両親の遺伝子型を元に偶然で決まります。遺伝子型はAAなどと二つアルファベットが並んでますよね。この二つのアルファベットのうち父親から一つ、母親から一つをもらいます。
つまり父親がAOで母親がBOだった場合は、AとOのどちらか一つとBとOのどちらか一つを子供はもらいます。どちらが選ばれるかは均等な確率での偶然です。
なのでこの両親の場合は以下のパターンの可能性があるわけです。
- 父親からA、母親からB→AB
- 父親からA、母親からO→AO
- 父親からO、母親からB→BO
- 父親からO、母親からO→OO
これらの両親の遺伝子型から可能性のある子どもの遺伝子型を一覧表にしてみました。
この表を見ると、O型同士からはO型以外の子供は生まれない、どちらか一方でもO型だったらAB型は生まれない、どちらか一方でもAB型だったらO型は生まれない、A型とB型の両親からは全ての血液型が生まれる可能性がある、といったことが分かって、なんか楽しいですね。
AB型とO型の人は遺伝子型がそれぞれABとOOしか存在しないので、血液型が分かれば遺伝子型も確定します。
複雑なのはA型とB型。これもさらにその親(祖父、祖母)の血液型が分かれば確定する場合があります。
親(祖父、祖母)が・・・
- O型とA型の場合 → あなたがA型ならAO
- O型とB型の場合 → あなたがB型ならBO
- O型とAB型の場合 → あなたがA型ならAO、B型ならBO
- AB型とA型の場合 → あなたがB型ならBO
- AB型とB型の場合 → あなたがA型ならAO
- AB型とAB型の場合 → あなたがA型ならAA、B型ならBB
- B型とA型の場合 → あなたがA型ならAO、B型ならBO
ということがわかります。上記に当てはまらない場合は親の血液型だけでは確定しません。さらに親の親まで遡っていけば分かる場合もあるかもしれません。
血液型の遺伝子型を検査してくれるサービスもあるようです。費用は15000円くらいですね。
我が家の場合は僕も家内もA型で、それぞれの両親がA型とO型。なので夫婦そろってAOです。AO同士の場合は一覧表を見て分かる通り4分の3(75%)の確率でA型、4分の1(25%)の確率でO型となります。親の遺伝子型から考えられる子供の血液型の確率も以下の一覧表にしました。
結局のところ血液型が一致する確率は?
上の表を見てください。100%のマスは当たり前ですが100%双子の血液型が一致します。
複数のパターンがあるマスは以下のように計算します。例えばAOとAOの場合。
- 両方ともA型の確率=0.75×0.75=0.5625
- 両方ともO型の確率=0.25×0.25=0.0625
足すと0.5625+0.0625=0.625・・・62.5%の確率で血液型が一致。血液型一致率も一覧表にしました。
DDツインで性別と血液型が一致した場合の一卵性の確率は?
冒頭のへんで述べたことの繰り返しになってしまいますが、DDツインで性別が一致した時の割合は、一卵性:二卵性=25:75でしたよね。
で、その75の二卵性のなかで血液型が一致する確率っていうのが上に出した表です。例えば一致率が50%だった場合は0.5×0.75=0.375(37.5)となります。25÷(25+37.5)=0.4で40%の確率で一卵性です。
この考え方の例ですが合計70組のDDツインがいた場合は以下となるわけです。
- 10組 一卵性 性別一致 血液型一致
- 15組 二卵性 性別一致 血液型一致
- 15組 二卵性 性別一致 血液型不一致
- 15組 二卵性 性別不一致 血液型一致
- 15組 二卵性 性別不一致 血液型不一致
DDツインで性別と血液型が一致した場合の一卵性の確率も表にしました。
思ったこと
ネットを見ているとDDツインは全て二卵性だと勘違いしている人もいるようです。確かに病院の先生も「DDツインと二卵性はニア・イコールです」と言ってました。細かい説明が面倒だったのかもしれませんね。その時もらった資料にはDDツインでも一卵性の場合があるとちゃんと書かれていましたけど。
しかしまあ、この記事を書くのに色々考えて疲れちゃいました。こんな記事を書いといてアレですが、前提としてDDツインと診断されたからといって、その診断が間違いの場合だってあるわけです。
そのうえ結局のところ確率しか出せないわけで、まあ遊びみたいなもんですね。
正直なところ、つらつらと書いてきた上記の考え方や計算が間違ってないかが不安です。間違っていた場合はお問い合わせフォームからこっそり教えてください。