双子の親に伝えたいこと（生後2ヶ月編）

双子は大変だ

3ヶ月近く更新が滞ってましたが、無事双子は産まれました。二卵性（多分）の女の子二人です。二卵性と確定できないのはDDツインの場合で性別と血液型が同じだと、一卵性も二卵性もあり得るからです。DNA鑑定まではしないつもりなので二卵性と断言はできないんですが、顔自体は似てても輪郭とか耳の形とかが違うんで多分二卵性です。

3ヶ月も更新できなかったのは、双子の育児がめちゃくちゃ大変だったからです。今現在は生後二ヶ月ですが、とにかく夜に泣いて寝てくれません。深夜0時から6時くらいまでは、毎日双子のどちらかか両方ともが泣きます。泣き止ませるには横抱きして外を歩かないといけないので、腕がパンパンで寝不足です。辛い！

同じ双子を持つ他の親はどんな感じなんだろう、うちのは声を枯らして呼吸がおかしくなるくらい泣くけど、他の双子もそうなんだろうか、もしかしてうちの子は何か病気なんだろうか、とか色々考えますけど、知り合いに双子の親がいないのでわかりません。そうか、だから双子サークル的なものが存在してるのか。

産まれてから退院までの1週間

二人共2500g前後で産まれてくれたので、保育器にも入らずその点では安心しました。ただ、吸う力が弱くて鼻から管を通してミルクを胃に送り込んだり、黄疸が出て光を当てたり、なんかモニターを付けて24時間監視されたりと、退院までの1週間でも色々ありました。

看護師さん達には「双子育児は大変ですよ。周囲の人を遠慮なく巻き込んでね」としつこく言われましたが、退院してみるとその言葉が身にしみます。

副腎過形成症

生後2ヶ月の間で一番気を揉んだのは、片方の子が先天性異常診断で副腎過形成症の疑いがあるとされ、3回検査したことです。2回目の検査まで異常の可能性が指摘され、3回目の検査でやっと異常なしとなりました。小さく生まれた子が検査にひっかかることはよくあることらしく、小さく生まれる場合が多い双子がひっかかることも多いんでしょう。

副腎過形成症は、簡単に言うと男性ホルモンが過剰に分泌される病気で、遺伝性なので治りません。治療が遅れると数ヶ月で死んでしまうこともあり、一生にわたって薬を飲み続けることになります。

この病気の乳児の多くはミルクの飲みが悪く体重が減少するそうなので、検査にひっかかってもちゃんとミルクを飲んで体重が増えている場合は、あまり悲観せず粛々と再検査を受けましょう。検査結果や子供の状態から病気の疑いが強い場合は、早急に治療や投薬が始まるそうです。なので差し迫った感じが医師から感じられない場合は、くれぐれも悲観せずに。うちは妻がマタニティブルーと相まって悲観的になることがありました。旦那さんは冷静にね。

双子の親になる人に伝えたいこと

できないことが必ず発生する

双子育児は、よほど泣かない子に恵まれないかぎりかなり大変です。そしてその大変さを理解してくれる人は、一緒に育児をする人以外にいません。双子が二人共泣き止んだ状態というのは、一人の子が泣き止む状態と比べるとかなり少ないです。二つのサイコロを振って両方偶数になるのは、一つのサイコロの場合よりかなり少ない（25%と50%ね）のと一緒です。

できないことが必ず出てきます。例えば

• 泣いたらすぐに抱いてあげる。ミルクをあげる。おむつを替えてあげる。
• 全て母乳
• 寝顔をゆっくり眺める
• 子供に沢山語りかけてあげる
• 気軽な外出

こういったことができなくても、しょうがないと思うしかないでしょう。これらをしなかったから子が死んだ、という話しは聞かないので、親が精神的に不安定にならない程度にやってあげよう、くらいに思う諦観が必要だと思います。

寝てくれないという問題は時間が解決してくれる（生後100日の時に追記）

とにかく寝てくれなくて泣きまくられると精神的に相当キツイですよね。でも、1年も2年もずっと泣き続けるというという事例は聞いたことはありません。生後3ヶ月とか100日くらいで昼夜の区別がついてくるときいてましたが、うちの双子も100日時点で面白いように夜泣かなくなりました（双子の親に伝えたいこと（生後3ヶ月編））。

時間が解決してくれる問題だし、時間でしか解決できない問題でもあります。
「いつまでこれが続くんだ」とか考えても絶対に答えは出ず、不安になるだけなので考えないようにしましょう。そして1分でも多く自分の睡眠時間を確保することに注力しましょう。そのうち「あれ？」ってくらいに夜泣かなくなると思います。

ただ、その代わりに昼から夕方に泣くようになりましたが。それでも深夜に泣かれるよりだいぶ気持ちは楽です。

知らない人に沢山話しかけられる

とにかく年配の方、特に女性に話しかけられます。声をかけられるだけじゃなく、数分間話し込む人もます。スーパーとかでもしょっちゅう話しかけられますが、スーパーは日常的に利用するので、何回も顔を合わせる可能性が高く、無碍にもできません。

ただ、それらのほとんどは「かわいい！」という感情が元になっているのでありがたいです。双子は親がその育児に追われることによって、かわいいと言われたりすることが少ないような気もするので、その分他の人に言ってもらうんだ、と思うようにしています。

あなたが感じている不安や辛さを僕は分かる（多分）

辛いし不安ですよね。僕もそうです。先人たちもそうだったでしょう。その辛さや不安、僕にもわかりますよー。

ミルク、おむつ、寝かしつけ、そんなことに追われてぶっ倒れるように寝てしまい「かわいいな」としみじみ寝顔を見ることすらままならない。時々名前を呼び間違えたり、呼吸困難になるほど泣いているのにすぐに行ってあげられなかったり、本当に二人の子に悪いな、と思います。

でも、今までの人類の歴史のなかで、今が一番恵まれているのも確かです。きっとそれなりに育ってくれるはず、と信じて日々がんばっております。これを見た新米双子の親御さんも、それなりな感じで乗り切ってください。泣いてる子にミルクをあげるのが遅れるより、親が精神的に追い詰められることのほうが子供に悪影響な気もしますしね。

とりあえず2ヶ月時点ではこんな感じです。

眠いなか書きなぐりました。またしばらくしてレポートします。

押忍。

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