たくさんあります!
胎児、新生児に影響がある感染症は本当に多くて全部をきちんと頭に入れることは難しいでしょう。なのでざっくり3つに分けてみました。
多くの場合妊娠する前から保菌しているもの
- B型肝炎
- C型肝炎
- HIV
- HTLV-1
- クラミジア
- 梅毒
- 淋病
- B群溶血性レンサ球菌
感染原因は保菌者との性行為、刺青、注射の回し打ちなど。すでに保菌している場合は先生からそれぞれの対応策を示してもらえるはずですが、母子への危険性は上がります。
まさかとは思いますが、妊娠中に感染原因となるようなことは避けましょう。
妊娠中に感染しないように注意が必要なもの
抗体がないなら妊娠前に予防接種を受けといたほうがいいもの
- 風疹
- 水疱瘡
妊娠中は予防接種は受けられないので、できれば妊娠前に抗体検査と予防接種は済ませておきたいものです。ただ、このページを見ている人はすでに妊娠している人が多いでしょうから、抗体がない場合はとにかく感染しないように注意する必要があります。
予防接種などはないので、とにかく妊娠中に注意するしかないもの
- サイトメガロウイルス
- トキソプラズマ
- パルボウイルスB19(りんご病)
- リステリア菌
予防接種を受けることができない、または受けても感染を防ぐ効果が高くないものです。なのでこれらは妊娠中の感染をなるべく避ける以外にはないと考えていいでしょう。
ちなみにおたふく風邪(ムンプスウイルス、正式名称は流行性耳下腺炎)は、普通の風邪と同じように妊娠中に感染しても胎児への影響は無いと言われています。ただ、お母さんの体力を奪うことになるため、感染しないにこしたことはありません。
色々あるけど、結局どうすりゃいいの?
色々な病気がありますが、それらの感染を防ぐために妊娠中に心がけることはいたってシンプルです。以下のことに気をつけましょう。
人混みを避ける
誰が何を保菌しているかわかりません。神経質になりすぎることはないと思いますが、不必要に人混みに入ることは避けたほうが良さそうです。
マスク着用、手洗いをちゃんとする
特に手洗いは重要なようです。外出から帰ってきた後だけではなく、ガーデニングなど土に触れた後や、子供と接触した後もです。
子供との接触を避ける
子供は色々な菌を持っています。唾液や尿は特に危ない。なのでキスなどは控え、接触後は石鹸で手洗いをしましょう。
食器などの共用しない
箸やスプーンなどは感染経路として多いようです。子供大人にかかわらず他の人との食器の共用はやめましょう。
火の通ってない食べ物(生肉、生野菜、生卵など)を避ける
生肉だけじゃなく、生野菜もしっかり洗わないと危険な場合があるようです。あと非加熱のチーズも危ないとのこと。
妊娠中は全てのものに火を通して食べるくらいの気持ちでもいいと思います。
動物の糞はさわらない
動物の糞には色々な菌や寄生虫がいます。ペットを飼っていたりしてやむを得ない場合はゴム手袋などをしてからにしましょう。
思ったこと
感染すると胎児に影響があると言われているものだけでも結構な数があります。それら一つひとつの細かい事は調べてみても覚えられないな、と思い、予防という面から大事なことだけまとめてみました。
心がけることはいたってシンプルだと思います。