サブ3の練習方法について書いた以下の記事が親記事です。練習方法についてはまずこちらをご覧ください。全練習の概略も載せています。
全練習の予定と実績をExcelで記録していたのです
なぜそんなことをしていたかというと、以下のような理由からです。
- 予定を立てることでモチベーションアップ
- 実績を記録することで何か貯金が溜まっていくような気がしてモチベーションアップ
- 実績から累積距離を算出することによって、疲労度を客観的に把握して練習量をコントロールする
- 練習に対して良い結果が出ない場合、練習の質や量の見直しのための材料とする
こういった記録から、親記事にも書いたようなノウハウが導き出されました。
全練習のファイル
ファイルはご自由にダウンロードして、使えるようだったら使ってください。私的な改変もご自由にどうぞ。
サブ3までの練習(Excel)
とりあえずどんなもんか中身が見たいだけ、という方にはPDFも用意してます↓
サブ3までの練習(PDF)
僕はこんなExcelで記録を付けていました。内容については次の項で説明します。
当時office2003かなにかを使っていたのでファイル拡張子が.xlsだったんですが、この記事にアップする前にmac版のexcel(2016)で.xlsxに変換しました。多分表示の乱れなどはないと思いますが、あった場合はお問い合わせフォームから連絡いただけると助かります。
ファイルの内容解説
シート「走行距離(2009年以前)」
月を列、日を行として予定と実績を入力してます。
最初は初レースだった2008年11月16日の広島ベイマラソンに向けてのためだけだったので、これくらい簡略なものでした。
ちょっと話しは脱線しますが、広島ベイマラソンは一周5kmを8周するレースです。このレースには以下のような良い点があってサブ3を達成するまで毎年合計3回、練習がてら出場してました。
- 2.5kmごとに給水があるので給水を取る練習になる
- 1kmごとに表示があるので、ペース走的な練習としてもってこい。
- 僕の自宅から近い
閑話休題。初レースがこのフルマラソンだったので、どれくらい練習していいかもよくわからず、ネットで色々調べて練習予定を組み、粛々と実行していった記憶があります。
初マラソンが終わってからパタッと何ヶ月も走らなくなったのがわかりますね。春になると予定を立てずに気ままに走っていたようです。そしてまた暑くなったら全く走らなってます。
9月の終わりから走り始めたのは、また前年と同じ広島ベイマラソンにエントリーしたからでした。このあたりからタイムも書くようになってますね。
この頃は、ほぼ毎回の練習がタイムトライアルでした(笑)。限界まで追い込んだら、次はもと追い込めるようになる、というドラゴンボールの修行のような発想です。なんせバンドばっかやっていて、運動といったら二十代前半の頃に通っていた総合格闘技の道場だけなので、そこのノウハウでマラソンにも対応していたのです。
次のシートにも言えることなんですが、当時の僕の練習予定はちょっと距離が多すぎました。ほとんど達成できてません。ネットの情報を鵜呑みにして、月間300kmくらいは走らないとサブ3はままならないぞ、と意気込んでいたんでしょう。
シート「練習予実(2010年以降)」
正直なところ2009年12月の防府読売マラソンでさらっとサブ3するつもりでした。ドラゴンボール方式の練習をちょっとやったくらいでできるわけねーだろバカタレ、といった感じですが、当時の僕はサブ3できなかったことが悔しくて悔しくて、そこでこのシートを作ってもうちょっときちんと練習の予実管理をしようと考えたんです。
距離とタイムだけではなく、練習の種目というものを書き加えるようにしました。
振り返ってみると8月は練習量がガクッと落ちてますが、それ以外はまあまあ走っていて、1年を通してずっと走っていたのは後にも先にも2010年だけです。
シート「レース結果」
初レースである2009年の広島ベイマラソンからサブ3を達成する2011年の鳥取マラソンまでの僕が走った全レースです。5kmごとの通過タイムも分かる範囲で書いてます。
2009年の2010年の広島ベイマラソンは別に狙ったわけじゃないけど全く同じタイムでした。
タイムを狙って本気で望んだレースは二回の防府読売マラソンだけです。二回目は風邪をひいて熱が少しありましたが。
サブ3を達成した鳥取マラソンは思うような練習ができてなかったんでDNSしようかと思ったんですが、バスチケットもホテルも取っていたので勿体無いから行っただけでした。ハーフ地点でタイム(1時間25分くらい)を見て「あれ、なんかいけそうだぞ。こんなことなら前半もっと丁寧に走っとけば良かった!」と思ったのを覚えてます。
ちなみに僕のハーフのベストタイムはこの鳥取マラソンのハーフ地点です。
シート「ラップ算出」
これはおまけ。
1kmタイム列にラップタイム、距離列に距離を入れたら総タイムと、5kmごとの通過タイムが算出されるものです。
僕はイーブンペース信者だったので、レース前にこのシートで計算して頭に入れてからレースをしてました。
僕は記録からどんな気づきを得たか
月間300kmを越えたらいけん
僕は回復が遅く故障や病気をしやすいタイプなので、月間300kmを越えたら風邪をひきやすくなったり、足が痛くなったりします。当時は足裏の土踏まずのあたりが痛くなってましたね。足底筋膜炎かもしれませんが、ぴりっとした痛さというか鈍痛のような感じだったので違うものだと考えていました。
親記事にも書きましたが、平均月間走行距離は250kmくらいでいいなと思います。
どれくらいの走行距離に体が耐えられるかは人それぞれでしょうから、こうして記録をつけてベストな距離を探していくのがいいのかもしれません。それでもサブ3のためには250kmくらいで充分だという思いは強いですが。
暑いの苦手ですわ
夏は苦手で走る量が極端に減ってます。レース結果でも暑かった聖湖マラソンはタイムが悪い。
ということで、一番暑い7月〜8月にかけては練習量を落とすことを悪いことだと思わないようにしました。
結果論かもしれませんが、夏に練習量を減らすことによって自覚しない疲労が回復し、秋からの練習を充実させていたのではないかとすら思えます。
自分の傾向を掴んで、単月ではなく一年を通して最適となるプランを探っていくっていうのも、記録を付ける意義かもしれませんね。
本気でやるから悔しい
上にも書きましたが、2009年の防府読売マラソンは本気でサブ3はギリギリ達成できると思っていて、するつもりでもいました。なので、そこに至る数ヶ月の練習とレース本番はかなり本気で取り組んでいたことがこの練習記録からわかります。
そしてレースでは実力に見合わないサブ3ペースで突っ込み、35kmあたりで足が攣ってしまいボロボロでゴールすることになります。これが本気で悔しかったんです。
本気で取り組んだからこそ悔しかったんですね。逆に言うと本気で取り組まなかったら悔しくないんです。当たり前のこと?そうかもしれませんが、何でもあまり本気で取り組まない僕にとっては、この事はちょっとした気づきでした。
もう少し考えを進めると「悔しい思いをしたくないから、本気で取り組まない」ということも無意識にやってしまっていることがあるように思います。
みなさんはどうですか?(と問いかけで締めてみる)