閉鎖報道のひろしま国際ホテル回転展望レストランに行ってきた

ひろしま国際ホテルは閉鎖するの?

2017年4月に閉鎖が報道されました。老朽化で耐震補強か建て替えが必要らしく、その費用と効果を考えての閉鎖とのこと。

その閉鎖報道をうけて、ホテルを運営する東洋観光グループに対して「閉鎖せんでや」って感じの市民の反響があったと思われ、その数日後には「年内は営業します。そのあいだにほんまに閉鎖するか考えますけえ」ってアナウンスが東洋観光グループからあった、という流れになってます。

つまり、2017年4月9日現在においては閉鎖するかどうかはわからないんです。でも多分閉鎖するでしょうなーと思ったので、以前から行きたかった回転展望レストランに行ってきました。

絶滅危惧種の回転展望レストラン

今回改めて調べてみるとwekipediaの回転展望レストランの項によると、現在日本国内で稼働している回転展望レストランは、ひろしま国際ホテルを含めてわずか10箇所だそうで思ったよりも少ない。そのほとんどが古く、しかも最近はそんな回転するレストランなんかに魅力を感じる人も少なそうなので、まあ近いうちに絶滅するでしょう。

どういうものかというと、円形のレストランの床がレコード(例えが古いか、CDやDVDでもいい)のように回転するんです。盤面にテーブルと椅子が載っている感じ。そして盤の外側は見晴らしが良いように大きな窓があって、ずっと待っていると360℃全ての方向の景色が楽しめる、というわけです。

ひろしま国際ホテルは1時間で1回転くらいの速度で回っているかな、といった感じでした。

こんなところ

まず一旦ホテルの1階から8階までエレベーターに乗り、8階からは専用エレベーターで12階まで行きます。このエレベーターがなんかレトロです。小さい頃に通った歯医者のエレベーターに似ていて、歯が痛くなる思いです。

レストランの名前は「空庭Bisとろ KURUKURU」。なんで「とろ」の部分が平仮名なのであろうか。

なんか電車の運転席みたいなのが置いてます。意味は・・・多分ない。レトロ感を醸したいという心意気だけがヒシヒシと伝わります。

眺めはこんな感じ。広島市の市街地の屋根の部分が色々見られて楽しい。2014年に閉店したおもちゃ屋さんのマルタカ、屋上看板はまだ存在しているのです。

30分くらいして方向が変わると、また別の景色が見えてきます。眼下のビルの屋上では、プランターで色々作ってるみたい。ネギとかが見えるので、このへんの飲食店で使うのかもしれませんね。究極の地産地消。市街地とはいっても、最上階が住居っぽいビルは沢山あります。

店内はこんな感じ。ゆっくり動いているのが分かって、ちょっと乗り物酔いになりそうです。

僕が食べたのは大人様ランチ(950円)。美味かったよー。

僕が思ったこと

古いものには郷愁を感じますよね。回転展望レストランには一度も来たことがないのに、感じたのは郷愁でした。古い喫茶店なんかでもそうですが、壁やテーブルに人の思い出とかが染み付いている感じがします。

こういったものがずっと残っていってほしいとは思うけど、地震が起こって崩れてはいけないので、まあ解体ってことになるでしょうね。一昔前にあった新幹線の食堂車は行こうと思って行けなかったので、今回はちゃんと行けて良かった。やりたいことはさっさとやろう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)01

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)01