逆流性食道炎(通称:逆食)になってしまった
ある日、喉が痛い、咳が出る、絶えず胃液が上がってくる感じがする、背中が痛い、という症状が出ました。ネットで検索すると、どうやら逆流性食道炎(通称:逆食)っぽい。そして「治らない病気なので、うまく付き合っていきましょう」という患者さんたちの体験談がごろごろ出てくるわけです。。えー、こんなんと付き合うの?人生に絶望するわーと落ち込んでしまいました。
治った人はネットに何も書かない
でも、ちょっと考えます。治ってない人はずっと逆食のことを考え続けて、病院に通いネットに体験談を上げるけど、治っちゃった人は逆食のことなんか忘れて、ネットにも何も書かないんじゃないか?と。
頑張って節制してみよう、そしてもし治ったら、その経過をネットに上げよう。それが逆食仲間の役に立つはず、そう考えるようになりました。
僕の症状
- 喉が痛い
- 咳が出る
- 胸に不快感がある
- 背中が痛い
- 寝ていると気管に(多分)胃液が入ってむせる
- 喉の奥に酸っぱいものが上がってくる
僕が逆食になった原因(勝手な自己分析)
以下のように考えます。
- 食べる回数が少なく、食べる時は腹いっぱい食べる。
- 腹ペコで帰ってきて、揚げ物などの消化の悪いものとビールをたらふく摂ってすぐに寝る。
- 運動をほとんどしない。
- 直近一年で体重が10%増えた。しかも腹だけがポコーンと出た。
- コーヒーが好きで一日に4〜5杯くらい飲む。
対策
原因となることを全てやめるか、少なくするようにしました。
- 食べる回数を多く、量を少なくする。
- 消化の良い食べ物を摂るようにこころがける。
- 寝る2時間前には食べないようにする。なるべく4時間前までに食べ終わる。
- アルコールを摂らないようにする。
- カフェインを摂らないようにする。コーヒーが飲みたい時はカフェインレスにする。
- 有酸素運動をする(週に20km程度走るか歩く)。そして痩せる。
- 病院で処方されたプロトンポンプ阻害薬(PPI)という薬を飲み続ける。
- ズボンがずり落ちない程度にベルトを緩める。
- 締めつけるから寝る時はパンツをはかない。
結果
逆食を発症して3週間ほどは何もしませんでしたが、その後「対策」のところで書いたような生活を続けました。すると体重は1ヶ月で7%ほど落ちました。3週間目くらいから症状が軽くなり、1ヶ月を経過するとほぼ症状がなくなりました。
PPIという薬のおかげかと思いましたが、処方された28日分を飲み終わってからも症状はでません。
これは効果があると思いました。結局、症状がなくなってからまたコーヒーやビールを飲むようになって、ちょっと症状がぶり返してきてますが、きちんとやれば効果があるのは間違いないです。
逆食のみなさん、あきらめずにがんばってみてください。対策は早いほど効果が出やすいようですよ。
改善生活の中で僕が食べたもの
逆食に悪いものとは、消化が悪いものです。なので消化が良い以下の条件を揃えているものを中心に食べました。
- 油脂分が少ないもの
- 繊維質が少ないもの
- よく火が通っているもの
- 香辛料が少ないもの
人によって合う合わないがあるようですが、僕は色々食べた結果、以下のものが胃に合いました。
- バナナ
- 飲むヨーグルト
- 豆腐
僕が一ヶ月間よく食べたもののレシピも二点公開します。とくにおじやは晩御飯として毎日食べました。見た目は悪いですが、栄養バランスと味はなかなかです。これらと上記3つの食材さえ食っとけば、人間それなりに健康的に生きられるんじゃないかと思ってます。
思ったこと
歳をとるって嫌ですねえ。といってもまだ39歳なんですけど。
若くて、太ってもない(僕のような)人が逆食になると改善の方法がない、という情報を見たりして絶望的な気持ちにもなりましたね。怪しい情報商材のサイトもあったり。悩んでいる人は多いんでしょうねえ。
そのうち「霊の仕業です。除霊します。100万!」みたいなのも出てきそうな勢いです。
人生の下り坂を実感するような出来事でした。若き日は遠くになりにけり。