白いシャツの襟の汚れに悩んでました。
僕は白いシャツが好きで、持っているシャツはTシャツも含めてほぼ白なんですが、襟が汚れるんですよね。汚れがちょっとずつ蓄積していって、そのうち黄ばみます。
ネットで見つけた色々な対策は一通りしてみました。
白さを売りにする洗剤を試す
どれもこれもあまり効きません。僕が悪いのか?
襟そで用と銘打った部分洗剤を塗ってから洗う
あんまり効かないうえに、一手間加わるので面倒です。
時々風呂に持って入って、お湯+ウタマロ石けんで揉み洗いする
効果はあるけど、面倒です。
定期的に漂白する
とりあえず白くはなるけど、皮脂は落ちてないのでほっとくと黄ばんできます。面倒だし、生地にダメージがあるし、完全に真っ白なシャツじゃないとこの方法はとれません。
酸素系漂白剤を染み込ませてドライヤーで加熱する
テレビかなんかでやってたけど、大して汚れは落ちないうえに面倒です。
20代の頃は襟汚れを気にしたことはなかった
いつの頃からか襟の汚れが気になるようになり、これもおっさんになったということか、などと辛さと諦めを噛みしめていたんですが、ふと20代の頃は粉石鹸を使っていたことを思い出しました。当時はジーンズに凝っていて、良い色落ちのために蛍光剤入りの合成洗剤を避けていたんです。
もしかしたら、と思って洗剤を粉石けんに切り替えてみるとびっくり。襟の汚れが気にならなくなったんです!襟が汚れるのはおっさんになったからじゃなかった!
ここでいう粉石けんというのは、アリエールとかトップとかアタックといった合成洗剤の粉タイプのことではなく、粉末の石けんということです。
石けんと合成洗剤の違い
石けん | 合成洗剤 | |
原料 | 天然油脂 | 石油 |
水に | 溶けにくい | 溶けやすい |
石けんカス | 出る | 出ない |
粉石けんのデメリット
合成洗剤は人体や環境に悪影響がある、という人たちもいますが、僕はそのへんは良くわからないので、粉石けんを使う理由は汚れが落ちやすいからというだけです。ただ、デメリットかな、と思う点も多いです。
液体やジェルボールみたいな洗剤より溶けにくい
対策としては以下をあげときますが、僕の環境においては溶け残りが気になるようなことはありません。僕が風呂の残り湯を使うからかもしれませんが。
- 風呂の残り湯などを使って、高い温度で洗う。このほうがより一層汚れが落ちます。
- 水が入って洗濯槽が回り始めてから石けんを入れる。ドラム式だとできないのか?僕はドラム式を使ったことがないので知りません。
- 洗濯物を入れず最小限の水だけで洗濯槽を回し、石けんをまず溶かす。しばらく回して溶けたようなら洗濯物を入れて、水量を増やして本番の洗濯をする。
その他にも蓋付きコップみたいなのに洗剤と水を入れてシェイクしてから流し込むといいかも、とか思いつきますが、いちいち手間が増えるのは嫌ですよね。
商品の選択肢が少ない(香りの選択肢が少ない)
これはどうしようもないです。僕は洗剤の香料が嫌いなので、無香料のものを使っています。合成洗剤は無香料のものが少ないので、僕には粉石鹸はありがたいです。
どうしても香りが欲しい場合は、エッセンシャルオイルを混ぜて使うと、自分の香りが作れて面白いかもしれませんね。
ちょっと割高で入手しづらい?
粉石鹸は商品にもよりますが、その多くが安い合成洗剤よりは少し高価です。ただし、汚れを落とすという洗剤の本来の機能が高いので、少々割高でも僕は気になりません。
洗濯機に入れる時にくしゃみが出る
粉の粒子が細かいのか、洗濯機に入れる時に吸い込んでくしゃみが出るときがあります。なので、僕は石けんを入れる時に息を止めております。辛いです。
洗濯槽が汚れやすい
カビなのか垢なのかわかりませんが、洗濯物に黒いカスみたいなものがくっつくことがありますよね。多分洗濯槽が汚れているんですが、石けんはそういった汚れが付きやすいそうです。
月に一度くらいは塩素系衣類漂白剤で除菌すると予防できるようです。50Lの水に200mlくらいの漂白剤を入れて、衣類は入れず10時間ほど放置後すすぎと脱水を行います。槽洗浄コースがあればそれで良いかも。
槽乾燥機能がある場合は、週に一度くらいするとかなり予防できるそうですね。僕の洗濯機には槽乾燥機能がないのでわかりませんが。
硬水だと洗浄力が弱まり、石鹸カスが多くなる
硬水とはミネラル分が多い水のことです。ミネラル分は石けんの成分に作用して、洗浄力を弱めて、石鹸カスを増やすようです。日本は軟水の地域が多く石けんを使うには適した地域のようですが、その日本でも硬水寄りの地域では、その洗浄力が落ちるようです。
日本水道協会というのがあって、全国の浄水場の水質を公開しているようで、ここのサイトにまとめられています。
日本全国概ね軟水ですが、関東、四国、九州、沖縄は少し硬度が高いようです。
しかしまあ、僕は20代の時に粉石鹸を使って洗濯していたのは横浜なので関東でしたが、洗浄力が気になったことは無かったです。
白いシャツが全体的にくすんだ色になる
合成洗剤のほとんどには蛍光増白剤という、白を際立たせる成分が入っています。20代の頃の僕はジーンズの色が自然じゃなくなるので、これが入ってない粉石けんを使い始めたんですね。
一般に売られている白い衣料は、出荷の段階で蛍光剤が塗り込まれているそうで、それを蛍光増白剤が入っていない粉石けんで洗うと、徐々にくすんだような白になっていきます。そのくすんだような白は自然な色なんですが、やはり好みがあると思うので、光るような白が良い人は蛍光増白剤が入っている洗剤を選ぶと良いと思います。
まとめ
僕は実感として明らかに粉石けんのほうが汚れが落ちると感じているんですが、メーカーが石けんを元にした洗剤をあまり作ってないので、もしかしたら僕の合成洗剤の使い方が悪いのか?と不安になってきました。それともコストとか利益率とかの問題で石けんを売りたくないのかな?
よくわかりませんが、襟そで汚れが気になっている人は是非一度粉石けんを使ってみてほしいです。
襟汚れが落ちないのはおっさんになったからじゃなかった、ということが分かってなぜかわかりませんがちょっと嬉しいです。